義理の親との同居は、価値観の違いから摩擦が生じやすいと言われています。配偶者の親とはいえ、他人と暮らすのはなかなか大変なことですよね。今回は、義母と同居する友人が、同居生活の中で経験したエピソードを聞かせてくれました。

姑の買い物癖

私は結婚してから3年間、義母と同居しています。
同居生活にさまざまな悩みがつきものですが、その中でも特に大きな悩みが1つありました。それは、姑の過剰な買い物癖です。

冷蔵庫は常に姑が買い込んだ健康食品や嗜好品で埋め尽くされ、私の食材を置くスペースはほとんどありません。
賞味期限切れの瓶詰めや得体の知れない粉末、作ったはいいものの飲まれず放置された謎の健康茶……。

私にとって冷蔵庫は、開けるたびにストレスを感じる場所と化していました。

注意しても無駄

「お義母さん、またこんなに買って……。ちょっとは整理してくれませんか?」と何度注意しても、「体にいいのよ!」「お買い得だったの」と全く聞く耳を持ちません。
腐らせて捨てることも多く、冷蔵庫内は不衛生極まりない状態でした。

夫に相談しても「趣味みたいなものだろ」と苦笑するだけで、解決には至りませんでした。

対策として導入したのは?

ある日、私は一大決心をして、少し小ぶりの冷蔵庫を新たに購入しました。そして、その冷蔵庫を義母にプレゼントすることにしたのです。

私が「こちらの新しい冷蔵庫はお義母さん専用にしてください。好きなものを好きなだけ入れて、管理も全部お任せしますね♪」と笑顔で伝えると、義母は「あら、ありがとう!」と満面の笑みで、さっそく冷蔵庫を占拠し始めました。

最愛の息子からの説教

しかし、私の予想通り義母は冷蔵庫を管理しきれず、食材は腐り、悪臭を放つようになってしまいました。

それを見て、さすがに夫も思うところがあったようです。
「母さん、いくらなんでもこれは酷すぎるだろう! 少しは考えて買い物してくれないと困る」と珍しく姑に説教してくれました。

最愛の息子からの厳しい言葉が効いたのか、その後、姑の買い物量は減ってきています。私の計画通り、冷蔵庫の中は整理され、食材を無駄にすることが少なくなりました。

冷蔵庫を開けるたびに感じていたストレスが軽減されて本当によかったです!

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。