Kも子どもがいますが、「仕事柄ママ友は作らないって決めてる。面倒なのわかってるし」と話していました。保育士という仕事柄、ママ友から保育園の情報や子どものことを根掘り葉掘り聞かれる経験を何度もしており、それがものすごく嫌だったそうです。
この話を聞いて、「ママ友を作らない人もいるんだ」と肩の力が抜けました。
自然体で築く心地よい関係
それからは、「焦らず自然な流れに任せよう」と考えるようになりました。自然に任せすぎたのか、子どもが小さい間はママ友と呼べる人は1人もできませんでした。
そして子どもが小学校に入ったころ、子どもを通じて話せる相手ができたのです。
子どもを通じてできたママ友
きっかけは、子ども同士がクラスも学童も同じということでした。共通の話題が多く、適度な距離感で会話を楽しめました。会えば挨拶をしたり、時間があれば立ち話をしたり。
ママ友とは深く付き合う人もいると聞きますが、私はこのくらいの関係が心地よいのです。
子どもも小学生になって実感したのは、ママ友は無理に作るものではなく、自分と波長の合う人が自然と現れるものだということ。ネットでよく見る「食事に行くママ友」「相談するママ友」というのは、私には関係のない話だと思えるようになりました。
【体験者:30代・会社員、回答時期:2025年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。