SNSは便利なツールですが、個人情報を漏洩させてしまうリスクもあります。特に高齢者はネット自体に疎く、その危険性に気付いていない人も多いようです。今回は知人から聞いた「ネットリテラシーが低すぎる姑にうんざりした話」をご紹介します。
孫を溺愛
私には2歳になる息子がいます。近くに義母が住んでいるのですが、とても息子を可愛がってくれています。
「本当にパパの赤ちゃんの頃にそっくりね」「食べちゃいたいほど可愛いわ」
義母は息子の顔を見るたびにメロメロ。それを私は嬉しく思っていたのですが、ある出来事をきっかけに義母への不信感が募っていくことになったのです。
信じられない
義母は年齢の割に若い感性の持ち主。そんな彼女の趣味は、SNSで自分の日常を投稿することでした。ある日、義母のSNSをチラッと見た私は衝撃を受けます。
「こ、これって息子!?」
なんと義母のSNSのアイコンに、息子のドアップ写真が使われていたのです。もちろん私には何の許可もありません。私はプライバシーの観点から、ネット上に息子の画像をあげないように心がけていました。
気付いた私は、すぐに「息子の画像をSNSで使わないでほしい」と義母に頼みました。しかし、彼女が言ったセリフはこうでした。
「そんな固いこと言わないの。大好きな孫の写真を使って何が悪いの?」
全く私の気持ちを分かってもらえず、落胆しました。