これは筆者の知人Bさんから聞いたエピソードです。仕事で大きなミスをしてしまい、「もうダメだ……」と落ち込んでいたBさん。しかし、社長の意外な言葉がBさんの人生を大きく変えることになりました。
致命的なミス……クビを覚悟
Bさんは営業部で働く30代の会社員。ある日、大口の取引先に送るはずだった契約書の金額を誤記載し、そのまま送付してしまいました。
すぐに気づいたものの、先方はすでに書類を確認済み。金額の相違に気づいた取引先から連絡があり、Bさんは青ざめました。
「これは大問題だ……」
契約金額の間違いは、会社にとって大きな損失。上司にも報告し、事態を収拾しようとしましたが、「お前の責任だぞ」と厳しい言葉を受け、Bさんは頭を抱えました。
社長に呼び出される
その日の夕方、Bさんは社長室に呼ばれました。
「ついにクビかもしれない……」
緊張しながら部屋に入ると、社長は静かにBさんの話を聞いた後、こう言いました。
「君はこのミスから何を学んだ?」
Bさんは驚きました。怒鳴られると思っていたのに、社長は冷静でした。