待ちに待った妊娠
結婚して数年、なかなか子宝に恵まれずにいた私たち夫婦の元に、待ちに待った赤ちゃんが来てくれたときのことです。
私には子どもができたら男の子でも女の子でも付けたい名前がありました。夫にもその話はしていて、了承してくれていると思っていたのです。
妊娠がわかったときからずっとお腹の赤ちゃんにもその名前で語りかけて、赤ちゃんに会える日を夫婦で楽しみにして過ごしていました。
赤ちゃんの名付け
順調な妊娠生活を送っていたある日、気の早い義両親がベビー用品をたくさん持って遊びに来てくれました。
妊娠を喜んでくれたのは義両親も同じで、結婚当初から孫の誕生を心待ちにしてくれていました。
そこで話題に上がったのが、生まれてくる赤ちゃんの名前です。
私は当然、夫と一緒に決めている名前があることを義両親に伝えました。すると、隣にいた夫が急にもごもごと口ごもり始め、「まだ決まったわけでは...」と言い始めたのです。
ここで耳を疑うような話が義母から出てきました。
我が家に生まれる子どもは昔から決まった有名なお寺さんで名付けをしてもらっていて、今回も当たり前のようにそうするというのです。
出産するのは私なのに...
私はそんな話聞いていないし、夫の顔を見るとバツが悪そうに俯いているだけでした。
これに関しては絶対に譲れないと義母に主張しましたが、全く聞く耳を持ってくれず、私の意見は受け入れてもらえないままその場は解散となりました。
夫から義母に再度しっかり伝えてもらうように念を押しておいたし、そのうち理解してもらえると思っていました。
離婚を決意した私がおかしいですか?
そして一抹の不安を抱えたまま迎えた出産でしたが、もう一度話し合えばわかってもらえると思っていた私が甘かったのです。
無事に元気な赤ちゃんが生まれ喜んでいたのも束の間、退院後に出しに行くと決めていた出生届を私の入院中に義母が勝手に決めた名前でもうすでに提出したというのです。
これにはもう怒り爆発で、到底許せることではありません。怒りと悲しみで、この先この人たちと良い家族関係を築いていける気がしない私は産後すぐに離婚を決意することになったのです。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2023年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。