友人の子供
近所に住む幼馴染のA子は18歳で第一子を出産、21歳のとき第二子を出産しました。
A子は実家の近くで旦那さんと子供達と暮らしています。
私はまだ独身で実家暮らしだったため、A子の住む家とも近所です。
A子が出産した後も、よくA子の家に遊びに行き、子供達が赤ちゃんの頃から親密に関わっていました。
まだ言葉が話せなかった赤ちゃんの頃から、少しずつ言葉が出るようになった幼少期、生意気にいたずらを仕掛けてくるようになった年齢も、ずっと近くで見てきました。
そんなA子の子供達は私にとっても特別で大切な存在で、赤ちゃんの頃といまも変わらずかわいい存在です。
結婚and引っ越し
そんな私達もいつしか20代後半に。
私は結婚が決まり、実家から離れた遠方に引っ越すことになりました。
引っ越してからはひんぱんには実家に帰れず、A子の子供達とも会えない日が続きました。
しかし、ときどきテレビ電話で話したり、休みに1人で会いに行ったりと、A子やA子の子供達との交流は続いていきます。
帰省
引っ越してから年月は流れ、私は30歳になりました。
ある日、旦那と一緒に実家に帰省したタイミングで、ばったりA子の子供達に遭遇。
私は「やっほー! 久しぶりだね! 元気にしていたの?」と2人に向かって話しかけました。
成長!
私に気がついた子供達はすぐに隣にいた旦那の存在にも気がつき「お兄さん、こんにちは!」と元気よく挨拶。
それだけでも感心だったのに、旦那が「A子ちゃんの子供?」と私にたずねると、みずから「はい! 母がお世話になっています! 〇〇とこっちは弟の〇〇です。」と敬語で話し、自己紹介したのです!
私のなかでは赤ちゃんの頃の記憶も鮮明で、いつまでも小さな子供だと思っていましたが、いつの間にか、大人の人に敬語で挨拶ができるほどまでに成長していて、感動せずにはいられませんでした。
【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。