すると旦那は「それって悩んだり、考えたりしていて解決できることなの?」と予想外の返答をしたのです。
心のどこかで「大変だったね。」だとか「上司が悪いよ。」といった慰めや共感を期待していた私は拍子抜け。
しかし旦那は「不快だってことを上司に伝えたの?」と言葉を続けたのです。
そんな旦那の言葉に少し苛立ってしまい、私は「いやいや! 直接言えないから家で愚痴をこぼしているんでしょ? わかってよ……。」と噛みついてしまいました。
目からウロコ!
感情的になっている私に旦那は「〇〇ちゃん(私の名前)、人生のなかで職場で過ごす時間は長い。」と冷静に話し始めました。
「多くの時間を過ごす職場だからこそ、いかに自分にとって快適な空間にするかが重要なんだ。僕に愚痴を言っても会社や上司は何も変わらないよ。」
「まだいまの会社で頑張りたいと思えているなら、一度その上司を誘って食事にでも行っておいで? もう頑張れないって思っているなら、職場を変えたっていいんだ。」
まとめ
たしかに私は愚痴を吐けば共感してくれるはず、私を慰めてくれるはずだと思って、旦那に職場の話をしました。
しかし、旦那に愚痴っても会社や上司は何も変わりません。
とくに女性同士の会話では、解決に向かわない共感を求めるだけのシーンも珍しくありません。
ただ、自分の人生を大切にするためには、解決に向かう考え方も重要だと感じました。
それ以降私は自分の職場が『快適な空間』になることを目指して、ときには上司に意見したり、自分ができることをしてみたりと、行動を改めました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。