農家の努力に対する感謝と支援
夫の友人Hさんは農家を営んでいます。私たちが夫の実家に行く際には、いつもトマトやきゅうりを買いに行きます。
私はHさんから「お金を払って買う」ことが大事だと思っており、Hさんは「いつもありがとう」とおまけを大量にくれるのです。
それを見て、義母はいつも「買わなくたって、言えばおまけだけくれるわよ?」と言います。「形が悪くても、味は同じ。そういうものだけを無料でもらってくれば節約になるわよ」と言います。
Hさんは、おまけで形が不揃いなものをくれたりすることもあります。でも、それだけをもらいにいくという義母の考えは、私とは違っています。
義母の価値観との衝突
義母は、「この前私が行った時、『形が悪くて売り物にならないものだけを無料でわけてほしい』ってお願いしたら、くれたわよ」と言います。
けれど、Hさんが義母のマナーに欠けたお願いに対応してくれるのは、きっと私たちが今まできちんとお金を払って購入しているからでしょう。
価値観の相違
私は祖父が農家だったので、農家の大変さはよく理解しています。日々の試行錯誤でおいしい野菜が出来上がっているので、そういったことにはしっかりお金を払いたいと思っています。
義母の要求は、農家の仕事を無下にしているようでとても腹が立つのです。
私は義母に、「農家の仕事はとても大変なんですよ。形が悪くても同じ労力で育てられています。節約だとしても、毎回おまけだけを求めて何も返さないのは、農家を都合よく使って、相手への敬意を欠いた行動だと思うんです」と伝えました。
しかし、義母からは「ふうん」と、わかったようなわからないような返事。私とは価値観が合わないなと感じた瞬間でした。皆さんはどう思われますか?
【体験者:50代・会社員、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。