友人Yの話です。
Yは二世帯住宅で義母と暮らしています。
玄関は別のつくりなので、義母との連絡は、SNSでやり取りすることが多いのですが──

結局は察するしかない状況

もう、このやりとりが始まった時点でYは『今日は義母とお出かけだな』と観念してはいるのです。
けれど『もしかしたら違う用件かも?』と思って一応ラリーを続ける。

しかし、どこまでいっても義母は「車を出して」とは言いません。
お願いする立場になるのが嫌なのか「言わなくても察してほしい」と思っているのでしょう。
そんな義母の性格を理解しているからこそ、Yも強く出られないのです。

結局Yが
「車で行きますか?」
と申し出るまで、じわじわとプレッシャーをかけられるのです。

これから先もずっと!? と考えると憂鬱

Yに予定があるときは、前もって伝えているので 『用事があるので連れていけない』 という選択肢は、そもそも通用しないのです。
なのに、毎回こちらから申し出るまで続くSNSでの不毛なやりとりに、もうモヤモヤが止まりません。

「車出して」 と言ってくれたら、こちらもすぐ動けるのに……

それなのに義母は、決して自分から「頼んだ」という形にしたくない。
そんな気持ちが透けて見えるたび、モヤモヤイライラする毎日です。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。