英会話サークル
地域の英会話サークルに所属している私。初心者同然ですが、楽しくサークルに通っています。
サークルのメンバーは年配女性が多く、和気あいあいとした雰囲気。とても居心地が良いのです。
流暢な英語力を持つ新メンバーの加入
ある日、50歳の女性Aさんが新しくサークルに入りました。
Aさんは、初めての自己紹介でペラペラと流暢な英会話を披露。独学でずっと勉強していたそうで、市報でサークルを見つけて入会を決めたと話しました。
新メンバーの加入に対する対照的な反応
私は素直に感心。「新しい人が入ることで、サークルへの刺激になる」と思えたのです。
しかし、ベテランメンバーTさんの様子がなんだかおかしい。
私に「Aさん、どうやって英語覚えたって?」「なんであんなに上手なの?」と聞いてきたのです。
私はAさんが自己紹介で話した内容をそのまま伝えました。するとベテランメンバーTさんは「へぇ」と唸っていました。
世代を超えた学びの姿勢
なんだかおもしろくなさそうな顔をしていたので、Tさんに聞いてみました。
すると、「この英会話サークルは初心者も多くて英語を楽しく学ぶ場だと思っていたの。だけど、あんなにできる人が来たら、私たちの立場はないし、発言もできなくなるような気がしちゃって。でも、それは私の勝手よね。だから彼女に負けたくないと思ったの。私もこれからもっと英語を頑張るわ!」と言いました。
私は「確かに」と思ったのです。できる人を見ると自分が情けなくなるような、そういった気持ちは理解できます。でも、私は10歳以上年上のAさんに対し、すごいとは思いますが、それ以外の感情はわきません。
ベテランのTさんはもう76歳ですが、新しい人に対してメラメラとライバル心を燃やし、向上心をみせたのです。
Tさんのように、逆境をも糧にしていくつになっても目標を持ち、頑張ろうと思えるのは素敵なことですよね。
「生涯学習、アッパレ!」と感心した出来事でした。
【体験者:40代・主婦、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。