筆者の知人A子から聞いたお話です。A子の母は娘たちがいじめられないようにお弁当や持ち物にも気を配ってくれていました。その配慮には感謝していたのですが、大きくなるにつれて母の言動に違和感を抱くようになり……。そして父の葬儀の日、その違和感は決定的なものになります。いったい何があったのでしょうか?

外面の良い母

母は外面を気にして人前では完璧に振る舞っていた一方、家の中で悪口を言うことでそのストレスを吐き出したかったのかもしれません。それでも行きすぎた悪口は聞かされる人にとっては辛いもの……。母への感謝は忘れない一方で、ストレスのはけ口にされない程度の距離を取ることを決めたA子さんでした。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:ほりほりほ
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。