ただでさえ注射が痛くて苦手なのに、見知らぬ病院でたくさんの大人に会い、怖さから号泣してしまう子もいますよね。
今回は筆者の知人から聞いた、病院にまつわるほっこりエピソードをどうぞ。
予防接種
これは、3歳になった息子が初めて受診する病院で予防接種をしたときの出来事です。
元々息子は人見知りが激しいようで、病院に入ってからずっと緊張して体が強張っていました。
それだけでも心配でしたが、診察室に入った途端、お医者さんを見て注射すると分かったのか、大号泣!
注射が怖くて仕方がないようで、身体を必死にねじらせ大暴れする息子。
恥ずかしさと申し訳なさでいっぱいでしたが、お医者さんと看護師さんは決して焦らず、息子に優しく声をかけ続けてくれたのです。
ご褒美
最初は手に負えない様子だった息子もおかげで少しずつ落ち着きを取り戻し、なんとか注射を打ち終えました。
最後には、ぐずっていた息子に『頑張ったね、ご褒美をあげなきゃ』とお医者さんが私に確認を取った上で駄菓子をプレゼントしてくれたのです!
「ご褒美がもらえた!」
「早く食べたいなあ」
とすっかりご機嫌になる息子を見て、私もホッとしました。
ほっこり
診察室から出るときには、すっかり慣れた息子が『また注射頑張れば、ご褒美くれる?』とお医者さんにちゃっかりおねだりを!
さすがに恥ずかしい気持ちになりましたが、お医者さんはにこやかに『もちろん』と答えてくれました。
お医者さんたちの一連の対応を見て、本当に感謝の気持ちでいっぱいになった私。
あのときのお医者さんたちの優しさとご褒美が、息子にとっても私にとっても病院が嫌な場所とはならずに済んだのです。
ありがたい!
子どもにとっての【病院】の印象を、少しでもよくしてくれる素晴らしい配慮をしてくれた病院。
息子も『また注射するならあそこの病院なら行ってもいいよ』と言ってくれるほど気にいったようでした。
あれから半年ほど経ちますが、今もその病院にはお世話になっています♡
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。