『ピーマン食べたくない』
子どもの偏食や食べ物の好き嫌いに困っていませんか?
小さく刻んで料理に混ぜたり、味が分からないようにしてみたり、試行錯誤が大変ですよね。
今回は筆者の友人から聞いた、驚きの解決エピソードをご紹介します。
トウモロコシ
3歳の息子はトウモロコシが大の苦手でした。
炒飯やコロッケに入っていても、わざわざトウモロコシだけを外して食べない徹底ぶりに悩んでいた私。
そこで『形が変わったら興味を示して食べるかな?』と思い、一緒にポップコーンを作ることにしてみたのです。
ポップコーン
ポップコーン豆を見せると『トウモロコシだ~』と露骨に嫌な顔をする息子。
「これはトウモロコシだけど、いつも食べているものとは違うのよ」
と伝え、フライパンで温めてみました。
すると、ポップコーン豆がポンポンと弾ける音に息子はびっくり!
しかも、だんだんと形も色も変わっていく様子に興味津々で、息子は次第に目を輝かせて見守っていました。
いざ実食すると、
「これ、美味しい~」
「これなら食べられるよ!」
と笑顔で反応する息子。
好印象を持った様子に『しめしめ』と思いながら、次の作戦に出ることに!
完全に形を変えると?
その後、トウモロコシで作ったスープを内緒で出してみることに。
これまで形から判断していた様子だったので、あえて形を変えてみたのです。
すると息子は気づいていないようで、『美味しい』と連呼してすぐに完食してくれました。
最後に正体を明かすと、
「これトウモロコシだったの!?」
とびっくりする息子。
それから話を聞いていくと『トウモロコシの形が気になっていたの』と、どうやら食べず嫌いをしていただけということが発覚!
勇気を出してそのままのトウモロコシを食べてもらうと、
「甘くて美味しい~♡」
とすっかり夢中になっていました。
大成功!
これを機に食べ物に対する偏見が少し解消されたようで、ほかに苦手意識を持っていた食べ物にも挑戦するようになった息子。
何事も試してみることが大切だと改めて学んだ出来事でした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。