『まだまだ私がいないとダメ』『幼い子どもね』と思っていても、子育てをしていると日々、子どもの成長に驚かされることばかりですよね。
今回は筆者の友人が「息子の成長を感じてつい感動しちゃった」と話してくれた、ほっこり心温まるエピソードをどうぞ。

滑り台で失敗

これは、2歳の息子と一緒に、よく出かける近所の公園に行ったときの出来事です。

公園には大きく長い滑り台があり、息子は前からずっとその滑り台を1人で滑りたいと言っていました。

この日は息子の2歳の誕生日でもあったので、物は試しと挑戦させてみることにしたのです。

少し怖がるかと思ったのも束の間、勢いよく滑ってきた息子。

楽しそうな笑顔を浮かべる息子を見て、ほっこり温かい気持ちになっていたのですが……。

なんと、勢い余って体が大きくひっくり返り、息子は顔から思いっきり地面に突っ込むように転んでしまったのです!

私は怪我していないか心配で、真っ青になりながら慌てて駆け寄りました。すると、想像していなかった反応が!

思わぬ反応

「えへへ」
「失敗しちゃった!」

息子は顔を少しゆがめたものの、泣きもせずに笑って立ち上がったのです!

さらに自分で服についた土を落とし、『次はうまく滑るから見ていて』と楽しそうに再チャレンジしに行くではありませんか。

以前は少しの怪我でも泣いていた息子が、こんなにも落ち着いて前を向いている姿を見て、思わぬ成長を感じた瞬間でした。

反省

正直、心のどこかで『まだ息子はうまく滑れないだろう』『失敗して泣くだろうなあ』『怪我してほしくないのに』と思っていた私。

でもそれは親の一方的な考えで、子どもは自分で失敗を受け入れ、次に活かすことを自然にできるようになっていたのです。

ついつい『息子は何もできない』『すぐ泣いてしまう』と思い込んでいたことを反省しました。

成長

息子の成長にとても驚いた私。

新たな息子の成長を知れてほっこり心が温かくなったことを覚えています。

息子の自信を育むために、これからもチャレンジ精神を大切にしてあげようと思った出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。