最高の1日
私は先日、学生時代からお付き合いしていた彼と結婚式を挙げました。
準備は大変でしたが、ウェディングドレスに身を包み、大切な人たちに見守られながら永遠の愛を誓うのは、夢のような時間でした。
しかし1つだけ、小さなトラブルがあったのです。
友人たちの祝福
披露宴も中盤に差し掛かり、歓談タイムになると、招待客の皆さんが次々と私たちの席を訪れてくれました。
その中には、学生時代からの夫婦共通の友人グループも。
みんなで思い出話に花を咲かせ、楽しい時間を過ごしていたのですが……突然、グループ唯一の独身であるY美が、とんでもないことを言い出しました。
予想外の申し出
「ねぇ、ちょっと席替わって! 新婦の席に座って写真撮って、インスタに載せたいの!」
非常識な申し出に、私は唖然としました。短時間とはいえ新婦を立たせて、その席に座るなんて……。
たとえ友人でも、さすがにこれは許容できません。丁重に断ろうとした瞬間、隣に座る夫が口を開きました。
「Y美ちゃん、新郎の隣って独身女性が座ると男運がガタ落ちするらしいけど、大丈夫?」
夫のナイスすぎる機転
夫の言葉に、私は驚きました。そんなジンクス、聞いたこともありません。しかし、Y美は占いやジンクスを信じ込むタイプでした。
案の定、夫の言葉にY美は目を丸くして「うそ、そうなの……?」と呟き、急に青ざめました。
周りの友人たちも「新婦の席に座るのはさすがにありえないよ」と言ってくれて、焦ったY美は「あ、ううん、冗談だよ~」とぎこちなく言ってその場を離れました。
もちろんそんなジンクスなどなく、夫が機転を利かせて、その場の空気を悪くしないように咄嗟に言ってくれたのです。
おかげでその後はトラブルもなく、穏やかな披露宴となりました。
思いがけないハプニングもありましたが、最終的には最高の結婚式となり、本当に幸せな1日でした。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。