これは、以前小学校の先生だった筆者の友人から聞いたお話です。「特別な子」だと言われて育った生徒の問題行動に、頭を悩ませる学校の先生たち。しかしその解決の糸口は、意外なところで見つかったようで……?

「俺は特別な子供だから何してもいいんだよ! ママがそう言ってた!」と答えるAくんに対し、Bくんは「Aくんは友達を作るよりも、自分が特別なことが大事なんだね」とポツリ。

意味がわからず首をかしげるAくんに、Bくんはさらに「他の人が嫌がることばかりしていたら、君には一生友達できないよ」と言い放ったのです。

Aくんは泣きそうな顔をして、何も言わず走り去っていきました。そして驚くことに、その日からAくんが問題行動を起こす頻度が激減したのでした。

大人がいくら注意しても聞かなかったのに、時には子供同士の方が解決しやすいこともあるんだと実感した出来事でした。

とはいえ子供が健全に成長するためには、周りの大人たちの適切なサポートが必須であることは、言うまでもありません。

【体験者:40代・女性パート主婦、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。