今回は筆者の友人A子さんの体験談をご紹介します。
人生初の骨折! 想像以上に不便な生活(汗)
二人の子を持つA子さんのお話です。
A子さんはちょっとした事故で、人生で初めて腕を骨折してしまいました。
幸いなことに利き手ではなかったのですが、固定して動かす事もできず、日常生活を送るのにも不便な状態に。
その状態で家事や育児をするのは非常に困難だったのですが、ありがたいことに実母が泊りがけで来てくれることになったのです。
夫も残業を切り上げて早めに帰ってきてくれて、周りの優しさに何度も救われました。
おかげで子ども達の日常もあまり変わることなく、日々を過ごせていました。
皆の優しさに心がホッコリ。ところが……
症状が少しずつ良くなっていき、リハビリを順調に続けていた頃です。
久しぶりにママ友の集まりがあったので、参加することにしました。
皆には骨折のことを話していなかったので、A子さんを見てビックリ!
口々にA子さんを労ってくれました。
「何かあれば助けになるんだから、困ってたなら言いなよ~!」
「買物とか行けるし、お惣菜とか作って持って行こうか?」
そんな風に励ましてくれて、本当に嬉しく思いました。ところが……。
そこでマウントとる? 苦労自慢にはさすがにゲンナリ
「たかが骨折で大げさすぎる!(笑)」
「私はもっと大変だったわ~!!」
そう言いだしたのはBママ。
Bママは学生時代に、交通事故で入院したことがあるそうです。
確かに入院までするのは、相当大変だったことでしょう。
Bママはその後もA子さんを労うことなく、延々と自身の苦労話を続けたのでした……。
確かにBママも大変だったとは思いますが、ハッキリ言って環境も違います。
当時Bママは学生で、親に助けてもらっていた身。
それに比べてA子さんは、家事育児に奮闘する身だったのです。
そして「入院しているほうが大変!」と言いたい気持ちがあるのも分かりますが、「たかが骨折」とまで言われたのには驚きました。
苦労を比べるのは良くないとは思いますが、病気マウントのようなものをとられるとは思わず、言葉が出ませんでした。
まとめ
病気も怪我も、症状も感じ方も、人それぞれです。
苦労している人に対しては、心配や労いの言葉をかけられる人間でありたいですよね。
皆様も突然の怪我や病気には、充分お気を付けくださいね。
【体験者:30代・主婦、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。