ものはためしにと、電子マネーを導入してみると、意外にもメリットが多かったそうですよ。
それにしても、現代の子のお金の使い方や考え方は、昔とだいぶ変化しているようですね。
電子マネーでお小遣い
そんなわけで、少しの戸惑いを感じながらも、ためしに始めてみたお小遣いの電子マネー制。
これは思ったよりもいいものでした。
まず、渡すほうの手間もだいぶ減ります。
以前は、お小遣いのためにお金を崩そうと、余計な買い物をわざわざしたりもしていたのですが、それがなくなりました。
たまに「あれ、今月渡しそびれていなかったかしら?」なんて記憶が曖昧になってしまうこともあるのですが、履歴を見ればすぐにわかります。
心配だったのは、娘のお金の管理がずさんになることだったのですが、これも大丈夫そう。
現金が減るのが直接見えないので、金遣いが荒くなってしまうのでは……という懸念も、毎日の残高チェックや、支出の振り返りをさせることで解決しました。
むしろ現金で持つよりも、ずっと管理しやすいようで、親から見ても計画的なお金の使い方をしているように思います。
いずれクレジットカードも持つようになるのでしょうし、いまからこういった支払い方法に慣れさせておくのもいいことかもしれません。
ただひとつ、手軽だからといって、友達や第三者とお金の貸し借りをすること、ましてやあげたりもらったりすることだけは絶対にしないように、約束させました。
まとめ
今回の娘の相談で、若い子たちのお金の使い方、考え方が昔と変化していることを改めて感じました。
以前テレビで、今時の子はハイブランドの財布に興味がないことが多く、100均のクリアポーチにお金を入れている、という放送を見て驚いたのですが、そもそも現金に対しての必要性をあまり感じていないんですね。
クレジットカード派だった私も、最近では電子マネーをよく使うようになりました。
たしかに、ちょっとした買い物や立替えに便利で、もっと早くデビューしていればよかったかもしれません。
これから、娘から色々と教わることが増えていくんだなと思うと、なんだか嬉しいような、切ないような気持ちがするのでした。
【体験者:40代女性・パート主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。