やっぱり諦められない!
でも、やはり泣き寝入りすることはできませんでした。
「このままでは、私の努力が全て無駄になってしまう!」
そう思った私は、証拠を集めることに。
まず、企画書作成時のデータの履歴を用意しました。これは提出前に念のためバックアップを取っていたため、作成した日時が明確に残っていました。
次に、同僚のC子に相談しました。C子は、B男さんが私のデスクに忍び寄り、企画書を自分の端末にコピーしているのを目撃していたのです。
最初、C子は私だけには話してくれたものの、上司の前で証言することには消極的でした。
しかし、私の真剣な様子に心を動かされ、最終的には協力してくれることになりました。
正義は勝つ
集めた証拠を手に、私は上司に全てを報告しました。
上司は最初は信じられない様子でしたが、私が提出したデータの履歴とC子の証言を聞くうちに事態を理解し、B男さんを呼び出しました。
B男さんは最初はシラを切っていましたが、証拠を突きつけられると観念し、不正を認めることに。
その後、B男さんは厳重注意処分となり、私の企画は私の名前で採用されることになりました。
後で何か嫌がらせをされるのではないかと内心不安を抱えていましたが、むしろB男さんは腫れ物に触るかのように私に接してきました。
自分の努力が認められたことに安堵し、改めて仕事への情熱を燃やすことを決意した出来事でした。
【体験者:20代・女性、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。