社会人になると、理不尽な思いをすることもありますよね。特に若手の頃は、自分の意見が通らなかったり、先輩や上司に圧倒されてしまうこともあるかもしれません。今回は、友人が若手の時に経験した、ある出来事をご紹介します。

徹夜明けの達成感

当時入社2年目だった私は、徹夜続きで新規事業の企画書を仕上げ、達成感で満たされていました。
この企画は、私が学生時代から温めていたアイデアをもとにしたもので、会社に貢献できるチャンスだと意気込んでいました。

何度も資料を作り直し、試行錯誤しながら、ようやく完成にたどり着いたのです。

裏切りの瞬間

しかし、その喜びは長くは続きませんでした。
先輩社員のB男さんが、その企画書を私が提出するよりも先に、さも自分が作ったかのように上司に提出したのです。

周りの同僚たちは薄々気づいているようでしたが、巻き込まれるのが嫌なのか誰も何も言いません。

B男さんは普段から要領がよく、上司ウケも良いタイプでした。
私は悔しさで震えましたが、新卒の自分が声を上げたところで何も変わらないに違いない……と諦めかけていました。