小学4年生の息子が1週間のサッカー合宿に参加。そして帰宅後に突然、自立的な行動を示すようになります。子どもの成長の瞬間と、それに伴う親の複雑な感情とは? 友人が貴重な体験談を教えてくれました。

帰宅後の驚きの変化

合宿からかえってきてすぐ、自分の身の回りのことを自分でするようになったのです。

あまりの変化に驚き、息子に何があったのか聞いてみました。すると、「合宿中は、自分のことは自分でやらないといけないでしょ。お母さんはいないし。でも、俺ってやればできるんだなって思った。みんな自分のことは自分でやってた」と言ったのです。

合宿での「自分でできた!」という経験が自信につながったのか、他の言動にも変化が。

「ひとり部屋が欲しい」宣言

数日後には、ひとり部屋を欲しがるように。
あれよあれよという間に、突然手が離れたのです。

合宿で心を入れ替えたのか、周りの友人たちに影響されたのかはわかりません。でも、突然「息子の自立」と感じる出来事が続き、私はうれしい反面、「手が離れた」という寂しさも感じたのです。

突然の自立

何がきっかけで子どもが自立するかはわかりません。わが子の場合はサッカー合宿でした。

ある日突然「手が離れた」という体験をし、子育てって一瞬なんだなとしみじみ感じた出来事でした。

【体験者:40代・パートタイム、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。