病気の孫を3日間預かる
Kさんの次男は3年前に結婚し、Kさんの家の近くのアパートに親子3人で住んでいます。
2歳になる孫のUくんが昨年の夏に、ウイルス性の病気にかかりました。
熱が数日間続いたある日、嫁のIさんから「これ以上パートを休めないんです」とお願いされ、3日間Uくんを預かりました。
突然、子連れで義理の実家に泊まりに来る嫁
Uくんは順調に回復し元気を取り戻しました。
しかし孫を預かって以来、Iさんは「Uが、ばあばとじいじのお家に行きたいって、言うことを聞かなくて……」と突然家に来て預けることがありました。
Kさんは孫の世話は大変だけれど『息子夫婦が自分たちを頼ってくれてる』と感じ快く預かっていました。
しかししばらくすると、Iさんは仕事が休みの日に「私もお義母さんと一緒に過ごしたいので」とUくんを連れて泊まりに来るようになったのです。
嫁夫婦の電話で、腹黒い本性を知った姑
Kさんは、孫だけならまだしもなぜ嫁まで来るの? と不思議に思いました。
しかし断ると、Iさんの機嫌を損ねてしまう可能性もあるので、渋々受け入れました。
Iさんは家事もしっかりやってくれます。
しかし、Kさん夫婦は嫁がいるとリラックスできず、2人が帰宅した後はドッと疲れがでていました。
そんなある日、Iさんが次男と電話をしているところを目撃。
こっそりと聞き耳を立てると「今月は4回泊まりに来てるから大丈夫。だいぶ節約できてるわ〜。お義母さんたちがオムツとおもちゃも買ってくれるから最高だよっ」と話していたのです。
なんと次男夫婦は、夫の実家に泊まることで自分たちの生活費を浮かせていたのです!
姑「1泊3000円もらいます」嫁の反応は?
嫁の本性を知ったKさんは怒り心頭。
その日の夕方、Kさんは嫁を呼びつけ「最近、電気代もガス代も上がって大変でしょ。今度からあなたたちが泊まる時は1泊3000円もらいますから」と宣言。
すると、Iさんは突然のできごとに「はい。分かりました……」と言ったまま黙りました。
何か節約したい理由があったのかもしれませんが、この日以降、嫁たちが泊まりに来ることはなくなりました。
嫁夫婦から都合良く利用されていると知っても、それを責めずにさらっと嫁を撃退するKさんの大人の余裕が素敵ですね。
【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。