多くの家庭が持っている「ゲーム機」。その一方で、子供にゲームをさせることに抵抗があるという家庭も珍しくありません。筆者の知人は息子にゲームを禁止していました。しかし、親の知らないところでトラブルを起こしていたそうです。
衝撃の事実
その後の参観日。「ちょっといいですか?」と息子の友達のママ(A子)に呼び止められました。
「息子くん、ウチに来ると一人でコントローラーを独占しています」「ウチはゲームセンターじゃないんですよ」「しっかりと教育してもらえますか?」
息子は友達の家に行っても、友達を無視して一人でゲームにかじりついている状態なのだと言うのです。それに友達やA子は迷惑しているとのこと。私は息子のしていた行為にとてもショックを受けました。
後悔したこと
私はA子に息子が迷惑をかけていたことを謝罪しました。そして息子には「ゲームばかりしないで友達と遊びなさい」と叱りました。
すると、「どんなに頼んでもゲーム買ってくれないじゃん」「今まで我慢していたからすごく楽しく感じた」と息子は涙ながらに話したのです。
私は息子の気持ちを押しつぶし過ぎていたことを後悔しました。家で我慢していた分、外で発散してしまう形にしてしまったのは私たち親の責任です。
この出来事で子供に制限をかけすぎるのは逆効果だと気付いた私。夫を必死に説得して、息子にゲームを買ってあげることにしました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。