筆者の話です。トイレットペーパー購入時についていたシールで、製紙会社の懸賞に応募しました。島暮らしの両親の負担を減らせるかもしれないと思い、実家の住所で申し込んだのです。
思いがけない当選
ある日、母から 「大きな箱が届いたよ」 と連絡がありました。 何のことかわからず首をかしげたのですが、箱を開けると 「当選おめでとうございます」 の文書とともに、12個入りのトイレットペーパーが6パックも詰められていたとのこと。
「ああ、懸賞に応募してたんだった!」
私はようやく思い出し 「しばらく買わずに済むね」 と母に伝えました。 母も 「助かるわ」 と喜んでくれていました。
予想外の展開
1ヶ月後、帰省前に母へ 「何か買っていくものはある?」 と尋ねると 「トイレットペーパーを買ってきて」 と言われました。
「えっ? もうなくなったの?」
驚いて聞くと、母は笑いながら 「近所のお返しに使ったのよ」 と言ったのです。
「いやいや、それ、使ってほしかったのに!」
私は思わず声を上げました。 せっかく送ったのに、配ってしまうとは思っていなかったのです。