筆者の息子は、15歳年上の3人の子どもを持つ女性と結婚しました。私と夫はかなり反対をしたのですが、息子の決意は揺るがずに、そのまま結婚。しかし、ある日とてもモヤモヤする事件が起きたのです。

孫の誕生

息子が結婚した相手には、3人の子どもがいました。
子どもたちが「名前を変えたくない」と言ったため、息子は相手の戸籍に入ることに。
その後、2人の間には男の子が誕生し、息子夫婦が孫を連れて遊びに来るようになりました。

反対こそしたものの、孫はとても可愛く、何とかうまくやっていかなければと思うようになった私。
そしてある日、息子夫婦は孫を保育園に入園させているのですが、孫の通う保育園で運動会が開催されるので、見に来てほしいと言われたのです。

驚愕の会話

運動会当日、私は孫の様子を見に保育園へ出かけました。
座る場所を確保し、園児たちの様子を見ていると、私の前でお嫁さんと友だちが話しているのが聞こえてきたのです。
友だち「ねぇねぇ、あの人が新しい旦那さん?」
嫁「うん、そうだよ。」
友だち「良さそうな人じゃん、良かったね!」
嫁「まぁ、若造だけどねぇ。」
友だち「でも、今までのこと全部チャラじゃん?」
嫁「ハハハ。そうだね。」

私はこの会話に驚きました。
今までのことが全部チャラとはどういうことなのか……悩んだ末、息子に保育園で聞いたことは言わずにお嫁さんの過去を聞くことにしたのです。

消せない過去

息子に何気なく聞くと、驚愕の事実が判明しました。
連れ子の3人は全て父親が違い、どの人とも入籍せずに未婚の状態で出産したとのこと。
それも全て不倫だったため、養育費などは一切もらっておらず、子どもを産んだことすら相手の男性は知らないらしいというのです。

さらに驚いたのは、息子はその事実を結婚前から知っていて、納得した上で結婚したということ。
私たちに話せば絶対に反対されるから、あえて言わなかったと言われ、頭が真っ白になりました。

諦め

「若造」「全部チャラ」……冗談にしては質が悪すぎないでしょうか?
私は「息子の好きになった人だし、結婚までしようと思った人なんだから」と自分を納得させようとしましたが、どうもあの会話が頭に残ってしまい、未だにモヤモヤしています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。