「親孝行がしたい」多くの方がそう思うのではないでしょうか。
筆者の知人A子は「孫の顔を見せること」が親孝行だと信じて疑いませんでした。
しかし、実際は少し違ったようです。
彼女の話を聞いて、改めて「親孝行とは何か」考えさせられました。
筆者の知人A子は「孫の顔を見せること」が親孝行だと信じて疑いませんでした。
しかし、実際は少し違ったようです。
彼女の話を聞いて、改めて「親孝行とは何か」考えさせられました。
良かれと思った帰省、まさかの落とし穴?
3人の子供を持つA子にとって、実家への帰省は年に数回の恒例行事でした。
「孫の顔を見せるのが親孝行」そう信じて、毎年欠かさず帰省していたのです。
実家では、母が腕によりをかけた料理を振る舞い、子供たちの面倒も見てくれました。
子供の成長は嬉しいけれど、親の変化に気づいて……
子供たちが成長するにつれて、実家はますます賑やかに。
子供たちが走り回って騒ぐので、食事の準備や後片付けもひと苦労。
そんな中、A子は少しずつ両親の変化を感じ始めます。
「最近、目がかすんでね」「膝が痛くて、長い時間立ってられないのよ」70代の両親からそんな言葉を耳にする機会が増えたのです。
気にはなりつつも、「こんなときだからこそ、孫の顔を見せて元気を出してもらわなくちゃ」とA子は帰省の回数を増やしました。
それが親孝行だと信じて疑わなかったのです。