少子高齢化社会になった現代、働きながらも両親のために休日を返上して介護に奮闘しているという人も多いのではないでしょうか?
それだけでも大変なのに、介護の相手が義両親で、かつ、文句ばかり言われてしまったら……。
筆者の知人から聞いたお話をどうぞ。
それだけでも大変なのに、介護の相手が義両親で、かつ、文句ばかり言われてしまったら……。
筆者の知人から聞いたお話をどうぞ。
義父の介護
あるとき、義父がふと転んだ拍子に腰を骨折してしまい、介護が必要になった時期がありました。
その際、義母が『介護は嫁の仕事』と言って、休日は近所の義実家へ向かい義父の介護をするよう、私に押し付けてきたのです。
以前から義母とはあまり気が合わず、嫁いびりされることも多かった私。
『どうして義母に決め付けられなきゃいけないの?』とこのときも少し不満を感じていました。
それでもいつも優しい義父のことは好きだったため、義父の役に立てればと思い了承。
単身赴任中の夫は私と義母の馬が合わないことを心配してくれていましたが『無理しないから』となだめて、休日はできる限り義実家に足を運んでいました。
文句ばかりの義母
私なりに一生懸命がんばっていたのですが、やはり義母の存在は疎ましく。
義父のように感謝してくれるどころか、やることなすことにいちいち義母から文句を言われ、ストレスが溜まっていきました。
そのうち、義母は金銭面でも援助を求めるように。
「食料品くらいあなたが負担してよ」
「稼いでいるのだから私たちに親孝行しなさい」
そうたかられることが増え、ただでさえ慣れない介護で疲弊していた私はますます追い詰められていったのです。