しかし筆者の知人は、「娘があんなに塾を嫌がると思っていなかった」と話していました。思春期ならではのエピソードをどうぞ。
塾を嫌がる娘
娘が中学2年生になってから、数学や理科の成績が下がってきていることが気にかかっていました。
授業についていけないときもあるようで、宿題を解くのに苦戦する様子を何回か見ていた私。
『勉強嫌いにはなってほしくないな』という思いから、塾に通うことを勧めてみたのです。
でも、娘は頑なに通いたがりません。理由を尋ねると、思春期ならではの考えが!
思春期
「友達は誰も塾に通っていないから、私だけ馬鹿って思われそうで嫌なの」
最初はその考えが理解できず『どうしてそんなふうに思うのかしら?』と、ただただ驚いた私。
でも、よく考えると『娘なりに周りの目を気にしているのね』と繊細な思春期ならではなのかもと納得できました。
娘の主張に理解を示しつつも「塾に通うことで馬鹿にするような友達じゃないでしょう?」と言ってみると、静かに頷く娘。
それでも抵抗感が拭えない様子で、塾に通うことに対して強い嫌悪感を抱いている娘にどうすればいいのか悩んでいました。
オンライン塾
そのときにふと思いついたのが、オンライン塾の存在。
「中学校にも近い近所の塾に通うのは友達にもバレやすいから嫌だ」と娘は主張していました。
「自宅で学べるオンライン塾なら、誰にも気づかれずに勉強できるわよ」
そう提案すると、本心ではもっと勉強ができるようになりたいと思っていたようで、娘はすぐに承諾してくれたのです。
その後
オンライン塾に通い始めてから数か月、成績は確実に上がり、以前よりやる気も高まったように見える娘。
勉強に取り組む姿勢が変わり、前向きに学ぶようになったことに私は心から嬉しく感じ、親としても大きな安心感を得ることができています。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。