筆者の話です。
夫と私の大学のゼミでは毎年同窓会があり、秋の京都で友人たちと語り合うのを何よりの楽しみにしていました。
夫と私の大学のゼミでは毎年同窓会があり、秋の京都で友人たちと語り合うのを何よりの楽しみにしていました。
前夜、突然の連絡
例年なら夫婦で参加するのですが、その年は私は体調不良で断念、夫は1人で参加することに。
ホテルや交通機関の手配はすべて私が済ませ、あとは出発を待つだけの状況でした。
しかし、前日の夜、荷造りをしていると夫から
「接待の飲み会が入った」
と申し訳なさそうに連絡が入りました。
「接待なら仕方ない、でも明日の朝6時出発だからね! 飲みすぎないでね」
と念を押して送り出しましたが、夫が帰宅したのは午前2時。
同僚に担がれ泥酔状態での帰宅でした。
朝5時、地獄の対応
(いやいや、何してんの!?)
「シャワー浴びて! 水飲んで!」
と必死に声をかけるも、夫はぐったり。
まるでふにゃふにゃの豆腐状態で、言葉もろくに通じません。
出発の1時間前、朝5時になっても歩くことすらできず、このままではとても出発できないと判断。
仕方なく私ひとり、バスのキャンセル手続きをするため、高速バス乗り場まで車を走らせました。
早朝のため電話窓口が開いておらず、直接バス停に行くしかなかったからです。