その変化は大いに理解できますが、だからといって周囲の人を傷つけていい理由にはなりませんよね......。
今回は筆者の友人から聞いた妊娠・出産にまつわるエピソードをご紹介します。

義姉への出産祝い
これは、ずっと私と一緒に不妊治療に励んでいた義姉が妊娠・出産したときのお話です。
無事に女の子を出産したと聞いたので、お祝いを贈ることにした私たち夫婦。
いろいろ悩んだ結果、義姉が妊娠時から『この服着させてあげたいのよね』と熱望していたブランド物の赤ちゃん服をプレゼントすることにしました。
【不妊治療に励む仲間】と思っていたこともあり、義姉の妊娠・出産は心から祝福していたのですが......。
喜んでもらえず
当日、義姉が里帰りしている義実家へ。
さっそくプレゼントを渡したのですが、義姉からは思っていた反応を得られませんでした。
「この色は好みじゃないわ」
「せっかくのブランド物なのに、選ぶセンスないわね~」
グチグチ文句ばかりで感謝の気持ちがまるで感じられない義姉。
とはいえ、出産してまだ1か月しか経っていなかったので、精神的に不安定になっているのだろうと思っていました。
お礼すら言わない義姉に義両親が注意してくれましたが、それでも失礼な態度は変わらず、むしろヒートアップしていったのです!
それだけは言われたくなかった!
「あなたたちは子どもまだ?」
「そろそろ私みたいに親孝行しないとね」
「時間かかりすぎでしょ(笑)」
私たちも義姉と同じように不妊治療をしていることを知っているくせに、あまりにも無神経な質問を投げかけてきたのです!
妊活仲間だった義姉を祝福する気持ちで来た私にとって、こちらを馬鹿にしてくる態度はどうしても許せませんでした。
夫も同じ気持ちだったようで『もう当分姉さんには会わない』と宣言し、その場を後にしたのです。
その後
それからしばらくして私の妊娠が発覚!
でも、子どもが生まれてからも義姉には極力会わせないつもりです。
いくら今後長くお付き合いがある義姉であっても、あれほど無神経な態度を取る人には関わりたくありません。
思いやりのある言動を心がけてほしいと切に願った出来事でした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。