1人暮らしを始めると、近所付き合いをどの程度するかが悩みどころですよね。一般的には挨拶程度の関係が理想かもしれませんが、中には過剰に干渉してくる困った人もいるようで……。今回は、筆者の友人裕子(仮名)が体験した出来事をご紹介します。
都会での出会い
隣の部屋に住む香織さん(仮名)と出会ったのは、私が都会で1人暮らしを始めた頃のことです。
上品な物腰と柔らかい笑顔が印象的な人で、私より少し年上でした。
「困ったことがあったら言ってね。お互い様だから♡」と優しく声をかけてくれて、嬉しかったのを覚えています。
繰り返される頼み事
しかし、その喜びは長く続きませんでした。
香織さんは「ちょっとお願いがあるんだけど」が口癖で、毎日のように頼み事をしてきたのです。
最初はゴミ出しでした。「うっかり忘れちゃって」と申し訳なさそうに言う香織さんでしたが、徐々に頻度が増して、毎日のように頼まれる始末。
ついには「裕子ちゃん、いつも朝早いよね? ついでにゴミ出しよろしくね!」と言われ、家の前にゴミ袋を置かれるようにまでなってしまいました。
それからも、香織さんの依存はエスカレートする一方。
「エアコンの効きが悪いからちょっと暖まらせて!」と押しかけてきたり、「部屋の掃除を手伝って!」と頼まれることも……。