誕生日パーティーへ招待
ある日、親しくしている友人から「今度、小学生の息子の誕生日パーティーを開催するの。よかったら来てくれない?」と誘われ、参加することになりました。
誕生日パーティーということはやはり『プレゼント』が必要です。
パーティー当日まではまだまだ日数があったため、何を持って行こうかゆっくり考えることにしました。
プレゼント選び
私には子どもがいません。
親戚にも未就学児はいるものの、小学生の子どもと触れ合う機会がまったくと言っていいほどないのです。
いざプレゼント選びを始めたものの、いまどきの小学生、ましてや私とは性別も異なる男の子が何に喜ぶのか、さっぱり思いつきませんでした。
誘いを受けた直後こそ、日にちがあるからゆっくり考えればいいと思っていたのですが、あれこれ考えて結局プレゼントが決まらず、ついに誕生日パーティー当日を迎えてしまいました……。
プレゼント渡し
私は即席でとりあえずプレゼントを持参し、パーティーに参加。
ついにプレゼントを渡す時間が来て「喜ばれるものを準備できなくて申し訳ないな」と感じていました。
参加者が続々とプレゼントを渡していき、なかには1万円を超えるだろうと思うようなプレゼントもちらほら。
私は申し訳なさでいっぱいで、来る直前にコンビニで購入したゲームの課金カード3000円分を手渡しました。
喜ばれたプレゼントは?
たくさんのプレゼントが並ぶなか、友人の息子が一番喜んだプレゼントはなんと『課金カード』!
「ゲームで欲しい装備があったんだけど、ママが課金はお金と同じだからダメだって買ってくれなかったんだ!」と大喜びしていました。
私が子どものころにはゲームソフトを買ってもらえば、それでずっと遊べました。
しかし現代っ子のゲームは、ソフトを手に入れたあともアイテムやコインを手に入れるために課金が必要なんだそうです。
今回は「お誕生日のプレゼント」として課金カードをもらったので、親御さんもアイテムへの課金を許してくれました。
時代の変化に驚きましたが、喜んでもらえて一安心しました。
【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。