「義母との関係、ちょっと気まずい……」そんなふうに感じたことはありませんか? 筆者の知人A子も同じように感じていたのですが、あることがきっかけで関係に変化が訪れたそうです。
何があったのでしょうか。
何があったのでしょうか。
義母との関係、うまくいっていますか?
A子は、元ホテルの料理人。
結婚を機に専業主婦となり、一人娘を育てながら、義両親が訪れるたびに手料理をふるまっていました。
義父は「こんな料理、うちでは食べたことない!」と大絶賛。
実際、義母は料理が苦手で、義実家の食卓にはデリバリーや冷凍食品が並ぶことが多かったのです。
義父の称賛を聞くたびに、義母は「どうせ私は料理が下手だから」とポツリ。
そんな義母の表情が曇るたびに、A子は「このままでは関係がギクシャクしてしまうかも」と不安を感じていました。
何気ないひと言が変えた空気
ある日、義両親が再びA子の家を訪れたときのこと。
義母はふとA子のシャツのボタンが取れかけているのに気づき、声をかけました。
「シャツのボタンが取れそうよ。付け直したほうがいいんじゃない?」
A子は苦笑いしながら答えます。
「実は私、裁縫が苦手で……ボタンが取れたら、その服はもう着ないことにしてるんです」
その言葉に、義母は驚いた表情を浮かべました。
「もったいないわね。私が付けてあげるわ」
そう言って、バッグから小さな裁縫セットを取り出し、慣れた手つきでボタンを縫い付けてくれたのです。
実は義母、裁縫が大の得意で、子供服や小物を手作りするほどの腕前でした。