A子の母は、娘がいじめられないように持ち物や弁当に気を配る細やかな人でした。しかし、家の中ではまるで別人。毒舌を振るう母の姿にA子は次第に違和感を覚えはじめ、ある決断をします。筆者の知人A子が話してくれました。
しかし、B子が帰ったあと、母は
「あの子、老けたね。もっと身だしなみに気をつければいいのに」と一言。
その豹変ぶりに、A子の中で何かが切れました。
「そんなこと聞きたくない! B子はわざわざ来てくれたのに!」
思わず抗議すると、母は驚いた様子で
「でも、あなたもそう思ったでしょ?」
その言葉を聞いた瞬間、A子は母が変わることはないと悟ったのです。
距離を置いた先に見えたもの
それ以来、A子は帰省の回数を減らしました。
母が嫌いになったわけではなく、育ててくれたことには感謝しています。
ただ、誰かを傷つけるような言葉を聞き続けるのは、やっぱりつらい。
最初は罪悪感もありましたが、距離を取ることで、心が軽くなりました。
「親だから」と我慢し続けるのは、もうやめよう。
A子は家族だからこそ、無理に付き合うのではなく、自分が心地よくいられる関係を選んだのです。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2024年12月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。