そんなもどかしい経験をしたことはありますか?
せっかくの好意が【お節介】と捉えられてしまうと、やるせないですよね。
今回は筆者の知人に聞いた、モヤッとエピソードをご紹介します。
エスカレーター
これは、ショッピングモールでの出来事です。
エスカレーターで上の階に向かおうとしたとき、下りのエスカレーターの降り場にいた子どもたちがふと目に入りました。
小学1年生くらいと保育園児くらいの男の子2人で、会話の内容的に兄弟のよう。
見ていると、どうやら下ってくるエスカレーターを逆走して上ろうと遊具のように遊んでいるではありませんか!
危ないからと声をかけるも?
足をかけて手すりにも乗ろうとしている姿を見て、内心ヒヤヒヤ。
万が一、子どもたちが転倒したり足を挟まれたりしたら大変だと思い、声をかけることにしたのです。
「遊具じゃないから遊ばないようにしようね」
「怪我しちゃう危険もあるからね」
なるべく優しく注意したのですが、子どもたちは素直に頷くどころか、思いっきり睨んでくるではありませんか!
それだけではなく、子どもたちは私の忠告を無視してそのまま遊ぼうとし始めました。
何て説得しようか考えていると、近くにいた子どもたちの両親らしき大人2人が私のもとへ。
『親御さんに注意されたら分かってくれるよね』と安堵していたのですが、大人たちからは思わず言葉を失うような反応が……。
ショック
「急に説教だなんてありえない」
「他人のくせにうちの子に注意するなんて!」
そう一方的に怒鳴られてしまったのです!
私としては、子どもが怪我をするのを防ぎたくて声をかけただけ。
でも、いくら説明しても理解してもらえず『他人が口出ししてくるな!』といったような攻撃的な言葉をかけられたことがとてもショックでした……。
何が正解だった?
周囲の人たちも私たちのやり取りを遠くから見ているだけで、助けてくれる人は誰もおらず。
結局、その大人たちも私に怒鳴るだけ怒鳴って、どこかへ行ってしまったのです……。
何が正解だったのか分からないままモヤモヤとした気持ちを抱え、その後もしばらくその場に立ち尽くしてしまった出来事でした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。