筆者の知人A子も、不妊治療を長年がんばってきた1人。
今回は、そんなA子から聞いた、妊娠にまつわるスピリチュアルな体験エピソードをご紹介します。
妊活するも授かれない
娘が生まれてしばらくしてから、私は第二子がほしくて妊活を始めました。
『娘もすぐに授かれたし、今回も順調にいくかな?』と楽観的に考えていた私。
でも、現実はそう上手くはいかず、なかなか子宝に恵まれないままどんどん月日だけが流れていきました。
その間にも友人からの妊娠・出産報告を何件ももらい、心身ともに疲れた私。
不妊治療を始めてから4年が経とうとしていましたが思うように結果が出ず、ついには『もう子どもを産めない体なのかもしれない』と半ば諦めかけていたのです。
娘の予言
そんなある夜、5歳になる娘が突然私のお腹を撫で始めてきました。
「お腹が気になるの?」
と尋ねると、娘はニコニコしながらまさかの予言を!
「だってここに赤ちゃんがいるからね」
はじめは娘が私をからかっているのだと思いました。
「ママ、そんなに太ったかな?」
と笑って流そうとしたのですが、娘は真剣な顔で否定。
「違うもん」
「赤ちゃんがここにいるの!」
現実に!
予言のような言葉を繰り返す娘の姿に、驚きと不安が入り混じった気持ちになりました。
でも、その後しばらくして、本当に自然妊娠していることが発覚!
娘の言葉が現実になるなんて、まさにスピリチュアル的な予言のよう。驚きと嬉しさでぐちゃぐちゃな気持ちになったことを覚えています。
妊娠が分かったときには、やっと授かれた喜びを夫ともに泣いて分かち合いました。
その後
今では無事に出産も終わり、2人の育児に奮闘しています。
最近、改めて娘に当時の話を聞いてみましたが『そんなこと言ったかなあ?』とすっかり忘れている様子。
とはいえ、希望と勇気を与えてくれたあの不思議な体験は、私にとって一生忘れられません。
【体験者:30代・女性公務員、回答時期:2025年2月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。