人気インフルエンサーである友人との人間関係に、疲れて距離を置いてしまった筆者。
写真第一な友人に辟易していたものの、離れてみたことで、彼女がいかに仕事に真摯だったのかを実感することに――。
写真第一な友人に辟易していたものの、離れてみたことで、彼女がいかに仕事に真摯だったのかを実感することに――。
人気インフルエンサーの友人
私の友人、M子は、フォロワー数十万人を抱えるインフルエンサーです。
M子とは気が合い、よく会っていたのですが、次第に彼女との約束が億劫になっていきました。
というのも、職業柄仕方のないことだとは思うのですが、どんなときでも「映え写真」を撮ることが第一優先な彼女に疲れてきてしまったからです。
究極の一枚のために、何十回も撮影
食事をする際も、お店の方に断って少し撮るくらいならいいと思うのですが、その撮影回数は尋常ではないように思いました。
完璧なアングルとライティングを調整、超本格的な撮影環境を整えて決めポーズをする彼女。
私が撮影するぶんにはまだいいのですが、「二人でも撮りたい!」と言われ、お店の方の手を煩わせてしまうのが一番嫌でした。
店員さんに、細かい画角の指示をして、何回も撮り直しを要求する友人を恥ずかしく感じてしまい、いたたまれない気持ちでいっぱいになってしまうのです。