「店員さんや職人さんの素敵な接客に、つい心を奪われた」
そんな心温まる体験をしたことはありますか?
今回は、筆者の友人が『これからもそのタクシー会社を利用したい』と嬉しそうに話してくれた、タクシー運転手の神対応エピソードをご紹介します。

タクシーに乗車した翌日

先日、飲み会ですっかり酔っ払った私はタクシーに乗りました。

もちろん勧められるがままお酒を飲みすぎた私が悪いのですが、ほぼ帰りの記憶はありません。

それでも何とか無事に帰宅したようで、翌朝は酷い二日酔いによる頭痛で起きました。

水を飲みつつ出かける準備をしていた私は、とある事実に気づいて大焦り。

まさかの財布がどこにも見当たらないのです!

もちろん昨夜の記憶が全くない私は大慌て。財布には現金やクレジットカード一式が入っていました。

それだけでも十分困る材料は揃っているのですが、このタイミングで財布をなくしたと気づいた私はとにかく焦っていたのです......。

タイムリミット

というのも、午後には実家に帰省するための飛行機の便が迫っており、財布を探すにはタイムリミットがあったのです!

有休も使って4日ほど帰省する予定だったので、どうしても財布を見つけなければならなかった私。

飲み会にいた同僚に連絡するも分からないと言われてしまい、藁にも縋る思いでタクシー会社に連絡すると、タクシーの運転手さんが神対応を!

助かった

「しっかり保管してありますよ」

なんとタクシーに忘れた財布を保管してくれていただけでなく『近くにいるから』と、わざわざ私の自宅近くまで財布を届けてくれることになったのです!

数十分後、本当に運転手さんが到着し、無事に財布を受け取ることができた私。

財布の中身もそのままで、ほっと胸を撫で下ろしました。

神対応!

お礼としてのお金を払おうとすると
「よくあることだから」
「大丈夫ですよ」
と断る運転手さん。

それでも、と渋る私に『次回のご利用をお待ちしております』と笑顔で言ってくれたのです。

とても優しく親切な対応に、感謝の気持ちでいっぱいになった私。

急なお願いにもかかわらず、わざわざ届けてくれるその思いやりに、心がとても温かくなりました。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。