金欠!
大好きな彼と交際3年目、私たちはまだ社会に出たばかりの20代前半でしたが、結婚を決めました!
結婚すればずっと彼と一緒にいられて、毎週一緒にお出かけができて、いまよりも楽しい日々が送れるはずだ! と期待いっぱいだったのですが、現実は違いました。
社会人歴の浅い私たちにはお金の余裕がなく、住まいは交通の便が悪く買い物も不便な場所しか選べず、外食するのも惜しく自炊の毎日が待っていたのです。
家からスーパーや駅までは遠く、重たい荷物を持っているときにはとくに「便利なところに住みたい。」「車で移動できたら……。」と思うようになりました。
しかし現実は余裕がなく、私たちに車を買うお金はありません。
母の援助
そんな私たちの生活を知った母が、なんと中古の軽自動車を購入してプレゼントしてくれたのです!
これによって買い物が楽になり、私たちの生活は一変。
一気に移動範囲が広がりました。
旦那の送迎
母から車を買ってもらってしばらく経ったある日、旦那は会社の飲み会へ。
タクシー代がかかるからと、その日の送迎を頼まれました。
旦那から飲み会終了の報せを受け、指定された場所に迎えに行くと、旦那の同僚男性も一緒でした。
「こいつも送ってやってくれ。」と頼まれたため、2人を乗せて発進。
車内では同僚男性が「迎えに来てくれるなんていい奥さんですね。」と褒めてくれたのですが、これをきっかけに大きな夫婦喧嘩に発展することになるのです。
失言
同僚男性の言葉に旦那は「いや恥ずかしいよ、こんなぼろい車で迎えに来られても。」と。
私だけでなく、よくしてくれている母のことまでけなされているようで、とっても気分が悪くなりました。
しかし、同僚男性の前で言い争っても仕方ない、とその場は耐えました。
結末
翌朝、起きてきた旦那に「あなたはもうぼろい車に乗らなくていいので。」と一言。
旦那は焦った様子で謝罪してきましたが、怒りが収まらずその後1か月は本当に車に乗せませんでした。
同僚の前でかっこつけたかったのでしょうが、私には許せない発言でした。
【体験者:20代・女性パート、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。