子どもから「習い事を辞めたい」と言われたら、どう対処しますか? 知人のA子はママ友から「すぐに習い事を辞めさせると逃げ癖がつくよ!」と説教されてしまいました。今回は、習い事と逃げ癖に関するエピソードをご紹介します。

辞めたい理由

B美の言うことも理解できますが、A子にも考えがあります。
A子は「すぐに子どもの手を叩く先生だったの。それで子どもが怖がっちゃって」と、辞めさせる理由を詳しく伝えました。
通っていた習字の先生は、ミスをすると「そうじゃない!」と子どもの手を叩いて指導していたのです。力は強くないけれど、大人から手を叩かれた娘は萎縮してしまい、習い事が苦痛になったのだとか。
「このまま継続させると習字自体が嫌いになる」と判断したA子は、すぐに辞めさせることにしたのです。

ここまで説明しても、B美は自分の主張を曲げませんでした。
「叩くって言っても軽くでしょ。先生の指導には従うべきじゃない? そんなことで辞めると、自信が持てない子になるよ」と言ってきたのです。
B美の主張も一理あるけれど、子どもの感情を無視しています。A子は「うちにはうちの教育方針があるから」と言って、B美から逃げることにしました。

逃げ癖はついた?

その後、A子は別の習字教室に娘を通わせることにしました。先生との相性を重視して教室を選び、その結果、習い事は長続きしているそうです。
困難を乗り越えさせることも時には必要ですが、子どもがのびのびと習える環境を選ぶことも大切なこと。A子の娘は先生から褒められて自信がついたようで、順調に昇級しているそうです。

【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。