A子にとって、父はかけがえのない存在。
母を亡くして以来、支え合いながら生きてきました。
そんな父の入院をきっかけに、近所のB子が放った一言がA子の心をざわつかせます。
過去の因縁を思い出しながらも、人との距離感や言葉の重みについて改めて考えさせられる出来事だったそう。筆者の知人A子から話を聞きました。
母を亡くして以来、支え合いながら生きてきました。
そんな父の入院をきっかけに、近所のB子が放った一言がA子の心をざわつかせます。
過去の因縁を思い出しながらも、人との距離感や言葉の重みについて改めて考えさせられる出来事だったそう。筆者の知人A子から話を聞きました。
「お父さん、入院したって聞いたから、もう帰ってこないと思ったわ。香典を包まないといけないかと思ったのよ!」
その瞬間、A子の中で怒りが爆発しそうになりました。
父に散々お世話になっていながら、無神経な言葉。冗談のつもりなのかもしれませんが、決して笑えません。
毅然とした対応と気づき
A子は冷静に、しかし毅然とした態度でB子に言いました。
「ご心配ありがとうございます。父は元気に戻ってきましたので、お気になさらず。どうぞお引き取りください」
B子は当然家に上がれると思っていたようで、驚いた表情を浮かべながらその場を立ち去りました。
彼女に悪気はなかったのかもしれませんが、A子は亡き母の件もあったので、許せない気持ちが強かったそう。
冗談のつもりでも、相手の気持ちを考えずに平気で言葉を発する人とは距離を置きたくなりますよね。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025 年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。