筆者の友人C美は、仲の良い女友達4人でプチ旅行に行くことになったそうです。楽しみにしていた旅行ですが、1人の友人が自我を通してきたことを皮切りに、なんだかモヤモヤとしてしまう旅になってしまったそうで……。

旅行の計画

学生時代からの仲良し4人組で、旅行に行こうという話が浮上しました。

行き先は公共交通機関では少し不便な場所で、レンタカーを借りて、運転も交代交代で行こうと話がまとまりかけたのですが、旅行メンバーの1人であるA子が「私が車を出すよ。」と言い始めたのです。

しかしA子の車は軽自動車で、長時間の移動には向いていないように感じます。
そのうえ旅行で荷物も少なくないため、A子以外の3人は「やっぱり今回はレンタカーにしない?」と伝えたのですが、A子は「レンタカーだとたばこが吸えないから嫌なの。」と自分が車を出すと引きません。

そのため私たち3人が折れる形で、今回はA子に車を出してもらい旅行に行くことに決定しました。

運転

当日集まった私たちは運転の順番を決めようとA子に持ちかけたのですが、どうやら保険の都合上、A子以外が運転するのは難しいと判明。
旅行中の運転はすべてA子が担当することになりました。

A子が出してくれた車で、A子の運転で移動したため、お礼の気持ちを込めてガソリン代や高速代など移動にかかった費用は、A子以外の3人で割り勘することにしました。

まさかの発言

旅行から帰り解散するとき、ガソリン代などを計算し、3人で精算しました。
「また行こうね。」「A子、運転ありがとうね。」などと話し、解散しようとしたその瞬間、A子の口から思いもよらない言葉が飛び出したのです。

「運転代、1人2000円でいいよ~。」

A子は自分のごり押しで自分の車を出し、ほかの人に運転させなかったにもかかわらず、かかった費用と別に『運転代』を請求してきたのです!

私が呆気に取られていると、4人のなかでも一番天然な性格の持ち主・B美が「A子ちゃん、儲けようとしてる! 冗談おもしろーい!」と。
A子は恥ずかしさからか顔を真っ赤にして「ウケた? 冗談だよ。」と言っていましたが、あの発言は本気だったと思います。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。