倹約は美徳!? でも何事もいきすぎると困ったもので……。筆者の知人Aさんの義母は超が付くほどの倹約家。Aさんは義母のことを「ちょっとケチすぎる」と思ってはいたものの、表面上は義母と仲良くやっていました。ですが、あまりにも非常識な倹約家っぷりについに義母を見放したそうです。子どものためのお金まで奪おうとする非常識義母のケチっぷりを見ていきましょう。

助成金狙いのケチ義母

Aさんが妊娠報告してから1週間後。義母からご飯のお誘いがあり、Aさん夫婦は出かけていきました。この日の義母は嬉しそうで、席に座るなりご機嫌で驚きの発言をします。

「私、調べたんだけど今って出産すると50万円も貰えるんだって? それに産んだら毎月1万5千円も貰えるんだってね」

義母は出産育児一時金やうちの地域でもらえる子ども手当のことを調べたようでした。さらに驚きの発言は続きます。

「私のときはそんなお金なくても育てられたの! だからAさんたちも育てられるわよね。だから、そのお金は私にちょうだいね!」

ケチ義母は私が妊娠出産することで自分がお金が貰えると思っていたから、この日とてもご機嫌だったのです。

信じられない! あげるわけありません

Aさんが義母の非常識な発言にキレそうになったとき、夫が立ち上がって怒ってくれました。

「母さん、出産や育児に関する助成金は俺らのためでも母さんのためでもなく、子どものためのお金だよ。母さんがお金で苦労してきたのは知ってるけど、そのお金をちょうだいっていうのは違うと思う。もう付き合いきれないよ」

そして、その場を立ち去ったAさん夫妻。孫を助成金が貰えるアイテムとしてしか見ていないような義母と、Aさんは距離を置くことを決め、子どもが生まれても義母に会わせるつもりはないそうです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。