ショットバーで働いていた筆者の友人が、ニューヨークに行った時に体験した出来事です。アメリカのあちこちのお店で不愛想な女性店員たちに遭遇し、戸惑っていた友人ですが、それには日本人には想像しがたい理由がありました。

カウンターに鍵を返しに行った際、女性バーテンダーは一瞬だけ微笑んでくれたように見えたそうです。女性店員の事情を想像することもなく、自分の常識だけにとらわれて憤っていた自分を恥じた友人でした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:ほりほりほ
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。