するとCちゃんママから「はぁ? あのチョコは、Cが〇〇くん(お金持ちの男の子)にあげるって言うから買ってあげたんだけど。どうしてあなたの息子が受け取ってるの?」と冷たく言われてしまったのです。
「え? じゃあ、このチョコはCちゃんに返せばいい?」と私が聞くと、なぜか「せっかくだからあげるよ。あなたも息子くんも、高級チョコ食べたことないでしょ?」と上から目線のCちゃんママ。
「じゃあ、ホワイトデーに同等のものをお返しするね。」と言う私に、Cちゃんママは笑いながら「無理しなくていいよ! お菓子にそんなにお金かけられないでしょ?」と言い放ったのです。
さすがに言い返そうとしたその時、電話の向こうから「ねぇ、なんでそんなこと言うの?」と、可愛らしい声が聞こえてきました。
息子へのチョコは、本当は「お金持ちの男の子」にあげるはずだった?
声の正体はCちゃん。Cちゃんは「私の好きな男の子のママに、そんなひどいこと言わないでよ。ママなんて大嫌い」と言って泣き始めました。
Cちゃんママは焦り出し、「Cに聞かれちゃったじゃないの! もう切るわよ!」と一方的に電話を切られてしまいました。
後日、Cちゃんとばったり会った時に「息子にくれたチョコは、本当は〇〇くんにあげるつもりだったの?」と聞いてみました。
するとCちゃんは、恥ずかしそうに「違うよ。うちのママは見栄っ張りだから『(お金持ちの)〇〇くんにあげるチョコが欲しい』って言えば絶対高級チョコを買ってくれる。息子くんに美味しいチョコをあげたくて、つい嘘をついちゃったの。」と打ち明けてくれました。
Cちゃんには「うちの息子のためにありがとう。でも、もう嘘をついちゃダメだよ。」と伝えると、大きく頷いてくれました。Cちゃんが真っ直ぐ育ってくれることを祈るのみです。
【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。