人から借りたものをそのまま返さずにもらってしまう「借りパク」という言葉がありますが、これは筆者と知人Aの間に起きた借りパクより酷い体験談です。借りたまま返さないことにも驚きですが、返す理由にはもっと驚きでした。

いらなくなったから返す!?

最初にベビーカーを貸したときから、かれこれ10年ほど経った頃のことです。

突然Aから連絡が来て「もうベビーカーは使わないので返したい」と言われたのです。

10年も使い込んでおいて、今更ベビーカーを返してもらっても困るし、随分昔に貸したものなので「いらないならそちらで処分してもらってかまわない」と伝えました。

すると返ってきた答えは「これはあくまでも借りていたもので、処分するのにもお金がかかるので返す」と言われたのです。

正直これにはびっくりしてしまいました。確かに貸したものではありましたが、ここまで使い込んでおいて、最終的にいらなくなったら返すと言ってきたAに、心底モヤモヤした出来事でした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2017年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。