人から借りたものをそのまま返さずにもらってしまう「借りパク」という言葉がありますが、これは筆者と知人Aの間に起きた借りパクより酷い体験談です。借りたまま返さないことにも驚きですが、返す理由にはもっと驚きでした。
ベビーカー貸してほしいんだけど
昔「使っていないベビーカーってあったりする? 貸してほしいんだけど」と、それほど親しい間柄でもない知人のAから聞かれたことがありました。
我が子はもう大きくなっていて、全く使う予定もなかったので「あるよ! もう使わないからよかったら使って」と言って貸してあげたのです。
しばらくしてAから「第二子が生まれたからそのまま続けて貸してほしい」と言われました。
「どうぞ! よかったらもうもらっておいてくれてもいいよ」と言ったのですが、Aはあくまでも借りているという認識のようでした。
自分の物のように使い倒した挙句……
しばらくして、もうベビーカーを貸していたことも忘れかけていた頃にAとバッタリ出会ったことがありました。
ベビーカーのことを思い出したので何気に聞いてみると、自分の妹が出産したから貸してあげているということでした。
別に構わないのですが、人から借りているものを勝手に又貸しすることにちょっと疑問を抱きつつ、もうまるで自分の物のように使っていたので「本当に返してもらわなくていいからもらっておいてね」と伝えておきました。