これは筆者の知人Hさんから聞いたエピソードです。ある日、小学生の娘に「電話の使い方」を教えようとしたHさん。しかし、娘から出た予想外の発言に、世代間ギャップを痛感。現代っ子ならではの常識に驚かされたお話です。

一瞬、Hさんはその意味が分からず「え?」と聞き返しました。娘いわく、画面をタッチしてスピーカーモードで話をできるスマホに慣れているため、「受話器を耳に当てる」という概念がなかったのです。「スマホと同じで、押したらそのまま声が聞こえるのかと思ってた」と言う娘に、Hさんは思わず笑ってしまいました。

世代間ギャップを実感

その後、実際に固定電話を使わせてみると、受話器を持ちながら番号を押す動作に「なんか難しいね」と娘は苦戦。さらに、「なんでボタンがこんなにカチカチするの?」と聞かれ、Hさんは「これが普通だったんだよ」と説明するのに苦労したそうです。

Hさんはこの体験を通じて、世代間のギャップが生む面白さを感じたと言います。「親世代が当たり前だと思っていることも、子どもには新しい発見になるんだな」と微笑みながら語っていました。

【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。