転職
私は大学卒業後に勤務していた会社からの転職を考えていました。
私の配属された部署はとにかくハードワークで、プライベートの時間がまったく持てないことが不満だったのです。
あまりの忙しさに転職活動の時間すら作れないと思った私は、思い切って先に退職。
周囲の友人たちは短期間で転職に成功していたため、私もすぐに決まるだろうと軽く考えていました。
しかし、私は特に資格なども取得していなかったので、転職活動は思ったよりも難航してしまったのです。
即決→実態
そんな時のことです。
ある企業へ面接に行くと、人の好さそうな社長が直接面接をしてくれました。
「あなたのような人だったら、すぐにでも来てほしい。明日から来れる?」と言われ有頂天に!
焦っていた私は、すぐにその企業への入社を決めてしまったのです。
しかし、実際に入社してみると、男尊女卑の激しい職場であることが判明。
「女子社員は腰かけだからね。」「お茶くみとコピーだけやっていればいいよ。」など、令和の時代にはありえない、とても古い体質の職場でした。
女性には仕事を任せられないという雰囲気をひしひしと感じました。
悩み
責任のある仕事も、キャリアアップにつながるような仕事もできない職場。
時間はたっぷりあるものの、やりがいを感じることは一切できませんでした。
私は以前の職場よりも悩みやストレスを抱えることに……。
結局1年ほど勤務したのですが、あまりの状況に耐えられず退職。
短期間で転職を繰り返す羽目になってしまったのです。
教訓
よくよく考えれば、他の企業のように入社試験があるわけでもなく、簡単に「次の日から来て」というような状況は、プラスの要素にはならないケースも考えられたはずです。
早く決めたいと焦ってしまったこと、きちんと計画を立てずに突っ走ってしまったことをとても後悔しました。
自分の見る目のなさと経験値の低さを実感し、現在は転職エージェントに登録して活動中です。
プロのアドバイスをもらいながら、次こそは自分の思い描いた将来に合う会社を選びたいと思っています。
【体験者:30代女性・アルバイト、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。