義母からのイジメ
息子のR太を連れての再婚に大反対だった義両親。
夫が何とか説得して結婚はしたものの、義母からは壮絶なイジメを受けました。
義弟の嫁と差別をしたり、R太のことを孫として認めないような言動を繰り返したりする始末。
義母からの仕打ちは年々ひどくなり、ついに私は我慢ができず、夫に相談して付き合いを控えたいと申し出たのです。
義母の襲来
しかし、夫は何故かその話を義母に直接話してしまったため、義母が我が家に乗り込んでくる事態に。
義母は「あなたのそういう態度が気に入らない!」「うちに嫁に来たんだから私たちに従うのは当然でしょ!」「R太は自分の息子の子どもじゃないんだから可愛がらなくてもおかしくはないじゃない?」など、自分勝手な文句ばかりを怒鳴るようにまくし立てました。
息子の反撃
すると、そこにR太が学校から帰ってきました。
R太はリビングの入り口で、私たち2人の話を聞いていたようでした。
R太の顔を見ても「おかえり」も言わない義母。
いい加減に頭にきた私が文句を言おうとすると、R太は「お母さん、価値観の違う人とは何を話しても無駄だよ」と冷静に言い放ったのです。
義母は当然激怒し「お前は中学生のくせに生意気なんだよ!」と一言。
怒鳴られてもR太は動じずに「怒鳴れば何でも自分の思い通りになると思ってるの?」と言い返したのです。
退散
R太の冷静な反撃には義母も何も言えず、怒りで真っ赤な顔をして帰ろうとしました。
「お母さんのことも僕のことも随分イジメてくれたけど、いつまでも黙ってると思ったら大間違いだよ」とR太に追い打ちをかけられ、義母は撃沈。
義母が帰った後に「お母さん、お父さんは守ってくれないの?」と言ったR太の言葉に、私はこの結婚は間違いだったのかもしれないと気付かされました。
不信感
R太の反撃のおかげで、それから義母のイジメはなくなりました。
でも、見てみぬふりどころか騒ぎを大きくした夫に対し、私は不信感を抱いています。
R太の言う通り、守ってくれないのであれば一緒にいる意味がありませんよね。
【体験者:40代女性・パート、回答時期:2025年1月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。